第二外国語としてスペイン語を選ぶメリット

日本は春休み真っ只中!

もうすぐ、大学に入学する人も多いのではないでしょうか。

大学に入学すると、英語以外の「第二外国語」を選択することになりますが、その中でも比較的人気度が上がってきている「スペイン語」。多々ある外国語の中で、なぜスペイン語がおすすめなのか。今回は、スペイン語を勉強した場合の「メリット」についてお話ししたいと思います。

1)スペイン語は話者数世界第2位の言語!

2017年のデータによると、世界で最も話者数が多い言語は中国語で9億5000万人、そして2番目はスペイン語で4億7700万人。第二言語としてスペイン語を話す人も含めるとその数は5億7266万1721万人にも上るのだそう。日本で「スペイン語を勉強しています。」とか「スペイン語が話せます。」というと、とても特殊な人扱いされてしまったりしますが、世界スタンダードから見ると、スペイン語は英語や中国語と並んで「最重要言語」と考えられているのです。

2)スペイン語=アメリカでもかなり使える!

アメリカ合衆国は、言わずと知れた移民の国。現在、アメリカでのスペイン語ネイティブ話者は430万人にのぼり、2060年にはメキシコの話者1億2000万人に次いで世界で2番目のスペイン語話者数の多い国となり、28.6%はヒスパニック系に構成される見込だそう。ということは、スペインよりも、スペイン語ネイティブ人口が多くなるということ。実際、5年前にマイアミに行った際、主人は滞在中一言も英語を話さずに過ごしたという経験があり、ショッピングモールでもレストランでも、とにかくみんなスペイン語を話してびっくりした記憶があります。英語は確かに世界共通語。スペイン語は英語の次に来る第2共通語と言えるかもしれません。

3)海外キャリア志向の人は、スペイン語を勉強しておくと有利かも。

スペイン語圏である中南米の国々の近年の経済発展は著しく、海外進出を考えている企業にとって、スペイン語圏でのビジネスポテンシャルは非常に高いと考えられています。ただ、この現状について、まだ日本ではあまり理解されていないようにも思います。実際、先日までペルーに滞在していたのですが、現地には中国・韓国企業が数多く進出しているにも関わらず、日本企業のプレゼンスを全く感じられませんでした。ペルーではK-POPや韓国ドラマが流行し、デパートで売られている電化製品はほぼ韓国製と中国製。中南米での経済発展に伴い、一般人の購買力が上がってきているのにも関わらず、日本製品を見ることがあまりないのが残念でした。

今後、この中南米でのポテンシャルを考慮し、スペイン語圏に進出していく日本企業が増えるのではないかと思います(実際、メキシコでの日本人向けの求人は増加傾向にあるようです)。海外で働きたい、海外でキャリアアップしたいと考える方たちにとって、英語と合わせてスペイン語ができるということは、海外でのポジションを見つけやすくなるのではないかと思います。