慣れてきた頃が一番危ない、スリにご注意を。

最近会った在西歴10年近い日本人の友人2人が立て続けにスリの被害にあったり、地下鉄でも先日スリの犯人を目撃してしまったり・・・。バルセロナは非常に魅力的な街ですが、「スリが多発している。」ということは紛れもない事実です。私自身、人生で唯一スリ未遂にあったのはイタリアのベネチアだったのですが(←主人が気づいて未遂で終わりました。)バルセロナでは一度も被害にあったことがないので「根拠のない自信」があったんですよね。でも、主人(南米人)や在住歴の長い友人たちが次々とスリの被害にあうのを目の当たりにし、慣れている場所でも決して油断してはならないと思う今日この頃です。

さて、留学生やワーホリ滞在者のみならず、旅行者にも当てはまることですが、バルセロナに旅行や留学に来てスリに合わないためには、何に気をつけるべきなのでしょうか。

 

1)デビットカードやクレジットカードを使用する際は、周りに人がいないか確認してから暗証番号を押す。

スペインでクレジットカードやデビットカードで買い物をする場合、暗証番号を入力しなければならないことがほとんどです。この番号を盗み見られてしまうと、スリの格好の餌となってしまいます。なんせ、お財布をすれば現金を引き出すことができるのですから。メトロのチケットを購入する際等、近づいてくる人がいないかまわりを注意しながら購入してください。

 

2)カードの暗証番号は、すべて異なるものを設定する。

上記のようにカードの暗証番号を万が一見られてしまった場合、お財布に入っている複数のカードの暗証番号が同じものだと、被害が大きくなってしまう可能性があります。そのため、面倒かもしれませんが、各カードの暗証番号は異なるものを設定することをお勧めします。

 

3)カードや現金はいくつかの財布やポーチに分散させておく。

万が一すられてしまった場合、カードや現金が分散されていれば、被害を最小限に食い止めることができます。必要なものを一つのお財布にまとめるのではなく、2・3個に分けて持ち歩くようにしましょう。

 

4)馴れ馴れしく話しかけてくる人は基本的に無視。

観光している間に、馴れ馴れしく話しかけてくる人。何かを聞いてくる人。もちろんみんながみんな悪い人という訳ではありませんが、こういう人に限ってもう1人、2人と共犯でカバンの中身を狙っていたりするものです。特にバルセロナでも完全なる観光地に一人で行く場合(サグラダファミリア・グエル公園・カサミラ等のガウディー関係の建物、カンプノウの周辺、カタルーニャ広場やスペイン広場のあたり)、英語・スペイン語をわからないフリでもしてなるべく他人とは話さないようにしましょう。「無視するってどうよ?」と思われるかもしれませんが、自分の身は自分で守るしかないのです・・・。

 

5)携帯電話は決してコートのポケットにしまわない。

これは、現地に住む日本人数人から聞いたのですが、冬の時期はコートのポケットに携帯をしまったことを確認したスリが、わざとぶつかったフリをして、ポケットに入っている携帯を盗むという手口が増えているとのことです。確かに、わざわざカバンを開けて携帯を出したりしまったりするのは億劫かもしれませんが、すられないためにも、使用した携帯はすぐカバンにしまうようにしましょう。

 

もしすられてしまったら・・・。

速やかに在バルセロナ日本国領事館に出向き、指示を仰ぎましょう。

在バルセロナ日本国領事館

所在地:
Avda. Diagonal, 640, 2a planta D, 08017 Barcelona
電話番号:
+(34)  93-280-3433