スペイン留学 – 旅立つ前のスペイン語学習のススメ
スペインへの留学を希望されている方の中には、大学でスペイン語を専攻している方や第二外国語として勉強していてある程度の下地がある方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、スペインという国に旅行に来てハマってしまった、またはスペイン料理やフラメンコ等文化的な側面からスペインという国に興味を持ち始めた方は、スペイン語の知識が全くないまま留学に来られる方もたくさんいらっしゃいます。
後者のように、全く知識がないまま留学に行った場合でも、もちろん全くの初心者クラスというのはあるのですが、留学することは決して安くない自分への投資と考えると、なるべく効率よく、また支払った金額に見合うもしくはそれ以上にスペイン語能力を向上させたいですよね。
そこで、初心者で留学を希望される方に、留学前にやっておくべき学習ポイントを説明したいと思います。
1)初心者向けの市販のスペイン語テキストを一通りやってみる(全部わからなくても全然OK!)。
「留学前の準備で忙しくて、本を購入したけれど全く手をつけることができなかった。」という話、よく耳にします。しかし、まった!!そのテキストから得られる知識って相当の量なんですよ!!というのも、外国語を学ぶ際、文法はさておいてコミュニケーションが大切という方はたくさんいますが、体系的に語学を勉強するには文法を学ぶことは不可欠だと思います。そこで一番簡単に説明してくれるのが、日本語の参考書。スペインに来て初心者クラスに入っても、最初から説明はスペイン語ですし(多少の英語を使うことはあるかもしれませんが)、日本語で書かれている参考書で少しでも基本を頭に入れておけば、最初の学習の出だしがかなり楽になること間違いなしです!
2) 参考書に乗っている基礎単語を覚えてみる。
これ、本当にオススメです。いくら文法がわからなくてコミュニケーションが取れなくても、単語を知っているだけでコミュニケーションの可能性が増えます。例えば八百屋でお野菜を買いたい時。野菜の名前+ por favorといえば、文法を知らなくてもどうにか通じるのです。なので、参考書を一通り勉強する時間がなくても、参考書の後ろについている単語リストだけは、一日5分でもいいので時間を作って覚えるようにしましょう。
3)ベーシックな表現方法を暗記する。
例えば、「いくらですか。¿Cuánto cuesta?」「私の名前はXXです。Me llamo XX」のような表現は、スペインで生活をする上で確実に使う表現です。文法の理屈が理解できなくても最初は問題ないので、これらの基本文を暗記してしまいましょう。これらの基礎表現を知っているだけで、生活を始めるのが格段と楽になるかと思います。文法の理屈については、いずれスペイン語クラスで先生が説明してくれるので大丈夫です。
スペイン留学準備中、1日30分でも良いので、以下の3つを少しずつでもやるようにすれば、全くのスペイン語知識ゼロのままスペインに来るよりも、スペイン到着初日から生活が幾分スムーズになること間違いなしです!